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【風燕伝】評価レビュー|受け流しアクションにハマる武侠オープンワールドRPG
ハイクオリティだが、人を選ぶ一作。
最高峰レベルのグラフィックと演出、そして受け流し(カウンター)を軸にした歯ごたえあるアクションバトル。さらに自由度の高いキャラメイクまで備えた『風燕伝:Where Winds Meet』は、一見すると「非の打ちどころがない作品」に思えます。
しかし実際に遊んでみると、謎解きの難しさや世界観の取っつきにくさなど、明確に好みが分かれる要素も存在します。それでもなお、アクションRPGとしての完成度は非常に高く、「刺さる人にはとことん刺さる」一本であることは間違いありません。
今回は実際にプレイして感じた魅力と惜しい点を、アクション重視の視点からじっくりレビューしていきます。
■風燕伝とはどんなゲーム?
『風燕伝:Where Winds Meet』は、10世紀の中国・五代十国時代を舞台にした武侠オープンワールドアクションRPGです。
剣客や侠客が跋扈する乱世を舞台に、プレイヤーは一人の侠士として広大な世界を旅し、権力争いと陰謀が渦巻く物語に巻き込まれていきます。
スマホ向け作品でありながら、オープンワールドの作り込みやアクション性は据え置き機レベル。近年のモバイルゲームの中でも、頭一つ抜けた存在感を放っています。
■受け流しで決めるアクションRPG
ゲームの基本的な流れは、ストーリーを進めながら広大なオープンワールドを自由に探索していくスタイルです。
戦闘では通常攻撃やスキルに加え、「受け流し」と呼ばれるカウンターアクションが最大の特徴。敵の攻撃タイミングを正確に見極め、攻撃を弾き返すことで一気に形勢逆転を狙えます。
この受け流しが決まった瞬間の爽快感は格別で、連打やオートでは決して味わえない緊張感があります。
その分、操作難易度はやや高め。一般的なオープンワールドRPGやMMORPGのように、ボタン連打やオート戦闘で進めるタイプではありません。プレイヤーの反応速度や判断力がそのまま勝敗に直結します。
しかし、だからこそバトルは退屈にならず、「上達している実感」を強く味わえる設計になっています。バチッと受け流しが連続で決まったときの気持ちよさは、他のスマホゲームではなかなか体験できません。
■多彩な武器を自由に使い分けられる
使用できる武器は「剣」「槍」「双刀」「綱鏢」「扇」「傘」「魔刀」「弓」の8種類。







職業固定のMMORPGとは異なり、すべての武器を自由に切り替えて使用できます。武器ごとに攻撃モーションや立ち回りが大きく異なるため、自分のプレイスタイルに合った武器を探す楽しさがあります。
スピード重視で攻めたい人、間合いを取りながら戦いたい人など、好みによって戦い方を変えられるのも魅力です。
■課金はアバター中心で良心的
『風燕伝』の課金要素は、主に衣装や外見を変更するアバター関連が中心です。
正直に言えば、衣装ガチャの排出率は決して高くありません。しかし、性能に直結する装備はゲーム内プレイで十分に入手可能なため、課金によって戦力差が大きく開くことはありません。

PvPモードやバトルロワイヤル風のコンテンツでも、課金装備による理不尽な差を感じにくく、腕前が重視される設計になっています。
見た目にこだわりたい人だけが課金すればよく、無課金・微課金でも安心して遊べるバランスです。
■風燕伝のココが面白い
◎ライト層からゲーマーまで遊べるアクション性
本作最大の魅力は、やはりシングルプレイ主体のアクション体験です。
一見するとストーリー重視の作品に見えますが、正直なところ「ストーリーよりもバトルが面白い」ゲームです。
難易度は「物語(イージー)」「おすすめ(ノーマル)」「絶境(ハード)」から選択可能。アクションが苦手な人は物語モードで雰囲気を楽しみ、腕に自信のある人は高難易度で歯ごたえある戦闘を楽しめます。
スマホオープンワールド=作業ゲー、というイメージを覆してくれる一作です。
受け流し補助OFFで真価を発揮
設定画面から「受け流し補助」をOFFにすることで、戦闘体験は別物になります。
補助ONだと、成功時にスローモーション演出が頻発し、ややQTE感が強め。初心者には親切ですが、アクション好きには物足りなく感じるかもしれません。
補助をOFFにすると、ミス=被弾という緊張感が生まれ、ひりつくバトルが楽しめます。攻撃を連続で弾き返したときの達成感は格別なので、ぜひ一度試してほしい設定です。
◎人気キャラメイクを手軽に利用可能

キャラクタークリエイトも非常に充実しています。
細かいパーツ調整はもちろん、他プレイヤーが作成したキャラメイクデータを自由に使用可能。「自分で一から作るのは面倒だけど、量産型は嫌」という欲張りな要望にも応えてくれます。

さらに、読み込んだキャラメイクを自分好みに微調整できるのも嬉しいポイントです。
染色システムで個性を出せる
衣装の染色自由度も高く、配布衣装ですら複数部位の色を細かく調整可能。
同じ衣装を使っていても、配色次第で印象が大きく変わるため、他プレイヤーと被りにくいのが魅力です。
◎寄り道したくなるオープンワールド
オープンワールド探索も本作の大きな魅力。
オート移動や自動戦闘は存在せず、探索・戦闘はすべて手動操作。その分、サブクエストや宝箱探し、隠し要素などを自分の足で見つける楽しさがあります。
初期容量が約30GBと重いだけあり、フィールドの作り込みや雰囲気はスマホゲーム最高峰クラス。奇術(スキル)を探索で入手するシステムも、冒険感を強く演出しています。
■風燕伝のココが惜しい
◎謎解きが難しい

全体的に完成度は高いものの、チュートリアルや謎解きの説明は不親切気味です。
序盤から「何をすればいいのかわからない」と感じる場面が多く、洞窟系の謎解きで詰まる人も少なくありません。
スマホゲームの快適さに慣れている人ほど、ストレスを感じる可能性があります。詰まった場合は、攻略情報を参考にするのも一つの手です。
◎世界観は好みが分かれる
中国武侠をベースにした世界観は、人によって評価が大きく分かれます。
ボイスは英語・中国語のみで、日本語音声は非対応。日本語フルボイスを求める人には物足りないでしょう。
ただしムービー演出のクオリティは非常に高く、武侠世界が好きな人には強く刺さる完成度です。
■まとめ|総合評価レビュー
以下が『風燕伝:Where Winds Meet』の総合評価です
| 評価項目 | 評価点 |
|---|---|
| 世界観 | 3.5 |
| キャラメイク | 4.5 |
| バトルシステム | 5.0 |
| 日課・快適さ | 4.5 |
| ガチャ | 4.0 |
| 総合評価 | 4.2 |
『風燕伝:Where Winds Meet』は、設定次第で評価が大きく変わるアクションRPGです。
特に受け流し補助をOFFにしたときのバトル体験は圧巻。ボスの連続攻撃をカン!カン!と弾き続ける爽快感は、一度味わうとクセになります。
謎解きや世界観で人を選ぶ部分はありますが、本格的なアクションをスマホで楽しみたい人には、ぜひ一度触れてほしい作品です。
